大島へ行く編 大島滞在編 島しょ異動 東京都

希望の異動と滞在年数

投稿日:2015年9月15日 更新日:

※こちらの記事は別で細々やっていたブログ(閉鎖予定)から、こちらのブログへ移設・統合・リライトした記事です。

※こちらの記事はあくまでも「現場でしか働いたことがない私の知る限り」の情報です。

異動者は希望者だけではない

Q.希望していなくても、島しょ地域への異動はあるのでしょうか。

A.原則、ありませんが、例外が存在します。

例外ケース1 管理職

管理職には「異動先を希望する」という概念がそもそもありません。

組織的に必要であれば異動になるし、なければ異動になりません。

見てきた中で多いのは、やはり昇任時の島しょ異動かと思います。

支庁の課長級、教育出張所の課長級は昇任異動で島しょの人がいました。

例外ケース2 教員

専門科目の教員はさほど関係ないのかもしれませんが、一般科目の教員は採用時の配属先が内地の場合、最初の異動(2校目)で「定時制 or 島しょ」を選択させられます

つまり内地で定時制に行きたくなければ自動的に島しょ異動、ということです。

どちらも教員にとって人気がないということなのでしょうね。

参考までに、島しょ異動は任期(詳細は下記)を全うしないと行ったことになりませんのでご注意ください。

※1年ですぐ帰る希望出せばいい、みたいなのはダメということ。

例外ケース3 新規採用

例外ケースの中でもっとも気の毒なのが新規採用です。

  • 貯金がない可能性が高い
  • 車も持っていない可能性が高い
  • 一人暮らしをしたことがない可能性が高い
  • 拒否権がない

内定が出ると配属先の希望調書のようなものがあるのですが、その中で島しょへの異動についてのアンケートがあります。

ここで「必要があれば島しょでもかまわない」みたいな曖昧なところにチェックを付けてしまうと、人が足りない時は新規採用者が飛ばされます

それが困る人は必ず「不可」にチェックをつけましょう。

島しょ地域での滞在年数

Q.何年で帰れるのでしょうか。

A.大まかには3年です。

最も短いのは2年

私が知る限り、最も短いのは2年で帰るパターンです。

  • 新規採用で大島支庁など総務局系に配属された場合
  • 教員がハウスマスターとして配属された場合
    ※ハウスマスターとは
    指導員という名の寄宿舎内の管理人的な業務。基本的に授業の受け持ちはなく、担任もない。大島海洋国際高校と小笠原高校に寄宿舎があります。

一般的な3年

3年というのが最も一般的かと思います。

事務系、教員系、技術系など、3年勤務すれば内地への異動希望は通してもらえるはずです。

職場の都合(新人ばかりになってしまうなど)で延長、という可能性はありますし、教員でも専門科目だと確実に内地の教員と交代しなければならないため中々希望が通らない可能性はあります。

4年以上は主に希望者

教員で担任を持ったタイミングが悪くて4年、5年、6年という人もいたりしますが、やはり4年以上いる人は主に希望者だと思います。

事務なら5年までは同じ職場にいられますし、教員系なら担任を持つなどすれば6年までは同じ職場にいられるはずです。

それ以上になると島内で異動しなければならないかもしれませんが、逆に言えば異動すればいいだけ、とも言えます。

永住希望者も稀にいる

これは多分、管理職以外であれば永住(島内で異動を繰り返す)も可能かと思います。

というか実際います

大島高校全日制・定時制・海洋国際高校を回っている教員もいますし、支庁や学校を回っている事務もいます。

あとは職員住宅の家賃は非常に安いので島内で家を買う金銭的なメリットは少ないですが、永住希望の場合は家を持っていれば島外へ異動させられる可能性を相当減らせると思います。

ただ島内に1か所しか配属先がない場合(大島高校の農林科教員など)は限界があるかもしれませんが・・・。

他にもいろいろなパターンがあるかもしれませんが、とりあえずこの辺で。

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