
※こちらの記事は別で細々やっていたブログ(閉鎖予定)から、こちらのブログへ移設・統合・リライトした記事です。
2年分の昇給が受けられるとは?
昔は永続だったが今は時限付き
「遠隔地加算に基づく昇給加算」というものについてまとめてみます。
これは簡単に言うと「時限付きの昇給」という感じです。
直近1年間島しょで勤務すると「翌年度に」1年分の昇給が上乗せになります。
通常の定期昇給もあるので、島しょ勤務2年目に入った時は昇給が2年分受けられる計算です。
残念なことに時限付きなので1年間で消えてしまうのですが、島しょ勤務2年目を完遂することで、島しょ勤務3年目も改めて時限付きの昇給が受けられるため、継続している間はずっと1年分得になるような計算です。
時限付き昇給を金額にするとどの程度なのか
主事で島しょ異動直前の基本給が200,000円(採用から3~4年目)で、3年間島しょ勤務をする場合の基本給を試算してみると、
- 島1年目=200,000+定期昇給7,500=207,500
- 島2年目=207,500+定期昇給7,500+時限付き昇給7,500=222,500
- 島3年目=215,000+定期昇給7,500+時限付き昇給7,500=230,000
- 内地1年目=222,500+定期昇給7,500+時限付き昇給7,500=237,500
- 内地2年目=230,000+定期昇給7,500=237,500
こんな感じになります。
また、この時限付き昇給の効果は地域手当や僻地手当だけでなく、ボーナスにも反映されます。
これを踏まえて年間でどのくらい給料が増えるのか計算してみます。
- 基本給に+7,500×12か月=90,000/年
- 7,500×地域手当と僻地手当で増える2.2%=165×12か月=約2,000/年
- 基本給に+7,500×ボーナス4.4か月=33,000/年
単純計算ですが、時限付き昇給があることによって125,000/年程度増えることがわかります。
3年間勤務すれば365,000円も多くもらえるわけですね。
時限付きなのが悲しいですが、これ自体は間違いなく良い制度ですね。